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九州行きブルートレイン廃止で思うこと

世間でも俄かに話題になっているようで・・・
九州行きブルートレイン廃止で思うこと_f0051917_3193834.jpg

「N700系」
Nikon D3 AF-S VR Zoom-Nikkor 70-200mm F/2.8G+TC-14EⅡ
1/1250 F/5.6 マルチパターン測光 ISO200
撮影地:東海道新幹線/小田原駅



3/13の運転をもって九州行き東京発のブルートレインは姿を消した。
今後の東海道の夜行はサンライズエクスプレスのみになる。

ブルートレインには確かに風情があっていかにも「旅行」という気はする。
また乗ってみたいものだ。
ただ、目的地での観光がメインだったり、旅行前日は遅くにしか仕事が終わらないとか、
様々な事情がある場合、寝台特急というのはどうなのだろうか?
乗ることを目的としたり、それしか移動手段がない(北陸など)のであれば語るまでもないが、
前述の事情があったりした場合、もはや寝台特急という手段は選びにくいのではないだろうか?

旅行もとい休日前日が仕事が遅くまである!なんて場合は寝台特急にまず「乗れない」
大体遅くても18時台に首都圏の主要駅を出発する寝台特急。一般企業の方が定時で仕事が終われば
乗れるチャンスはあるが、スーツでさすがに観光しないはず…となると自ずと乗れないのだ。

目的地での観光がメインの場合、一分一秒でも速く目的地に着きたいんじゃないだろうか?
となると寝台特急で行くというのは一般的には「考えられない」のではないだろうか…

結局北海道には新幹線では乗り継ぎをしなければならなく、移動手段は寝台特急か飛行機か。
安く上げたり速くとりあえず着きたいなら飛行機だが、幸い北海道行きの寝台特急は
「高級感」を売りにして北斗星・カシオペヤ・トワイライトエクスプレスは大人気だ。

結局今の旅行スタイルは行路中全部「観光」みたいなのがよく、単純に移動だけしている時間は
極力削りたい!というのがあるのではないだろうか?
特に九州行きの寝台特急は豪華というイメージはないし、寝台急行銀河のような新幹線最終後の時間に
発車して始発が動く前に着く、といったような速達も売りに出来そうなものはなく、そのようなのでは廃れていくのも分かる気がする。

昼行特急でも新幹線は上記のN700系をはじめとして各車両とも快適な空間がある。N700系に至っては
各列に嬉しいコンセント一つ付きだ。

寝台特急がなくなる=よりセカセカした休日を過ごすということかもしれない。
あぁ~なんだかもっと時間が欲しい気がする今日この頃だ…
by RA106 | 2009-03-15 03:49 | 鉄道写真


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